見習いAIエンジニアの進捗

学んだことをアウトプット

ビジネス職長期インターンを2年近く転々として分かったこと3選

こんにちは、はぎわらです。

 

ビジネスの世界を全く知らなかった僕は、東大(理2)に入ってからの2年間、片っ端からベンチャー企業の人と会ってはインターンとして関わったり、ビジコンやゼミに参加したり、合説や業界の勉強会に行ったり、個人的にイベントを開いたり、起業に関わったり、とりあえず手探りで色々な事をやってみました(そんなことをしていたら履修登録を忘れて大変なことになった)。

その中でも今回は、大学生にとっては実態が分かりにくい長期インターンについてぶっちゃけた話を書こうと思います。

先に結論から言います。

 

結論

  1. ビジネス職長期インターン大半がクソ。
  2. 良いビジネス職インターンのやり方は、優良ベンチャー6ヶ月間くらいフルコミットすること。逆にそれ以上はコミットしてはいけない。
  3. インターン紹介はGoodfindが一番オススメ。

 

1. ビジネス職長期インターン大半がクソ。

「圧倒的成長ができる」「ビジネスに必要なスキルが身につく」「新規事業を立ち上げられる」

インターン斡旋業者の募集ページにはこんな謳い文句で溢れています。

しかし、その実態は低賃金で単純労働をさせられるだけです。

例えば僕が経験したもので言えば、

  • スプレッドシートにデータを打ち込む
  • Webメディアの記事にアフィリエイト広告を貼り付ける
  • 都内のスーパーを回って相場を調査(交通費なし)
  • テンプレメールを送り続ける

別にこれらの仕事は普通のバイトだと思えば悪い訳ではありません。就職してからもこういう仕事はやらなければならないだろうし、新規事業を立ち上げることはこういう地味な作業の積み重ねだということも分かります。しかし、募集ページや面接の時は「主体的に動ける」「成長できる」と言いながら、実際は頭を使う仕事は皆無で、このような単純作業を延々とさせられるだけでした。

さらに酷いのは、これらの単純作業しかさせない上に、無給で働かせるベンチャー企業がざらにあるということ。内定に直結した大手企業の短期サマーインターンなら分かる。でもベンチャーの長期インターン「修行」と称してタダ働きさせるのは労働基準法違反じゃないのか。思い出しただけでも腹が立つ。

 

とにかくビジネス職長期インターンにはハズレが多い。なので、これはクソだなと思ったらすぐにフェードアウトすることが学生生活の一つのライフハックと言えます。

 

一方でエンジニア職の長期インターンは、エンジニア志望の学生としては避けて通れない道です。それについてはまた別の記事にしたいと思います。

 

 

2.良いビジネス職インターンのやり方は、優良ベンチャー6ヶ月間くらいフルコミットすること。逆にそれ以上はコミットしてはいけない。

2年近くで10社近くのベンチャー企業と関わってきました。なのに大した成長も実感できず、ビズインターンの可能性に諦めかけていた頃、「斡旋業者を変えて、それでもダメだったらもう文系職はやめよう」と決めて、最後にたどり着いたのがP社でした。

P社は今までのベンチャー企業とは何もかもが違っていて驚きました。

  1. 勤怠管理がしっかりできている
  2. 初出勤日にMacbookproとディスプレイが貸与される
  3. 施策の意思決定をさせてくれる
  4. キャッチアップのための時間を設けてくれる
  5. 業界の最新情報やPCスキルも逐一教えてくれる
  6. 話したい上長と1on1ミーティングを行える
  7. 福利厚生が充実
  8. 各部署のリーダーが同世代でみんな優秀
  9. 立場に関係なくフラットに発言できる(むしろ発言する責任がある)

 

会社は学校じゃねぇんだよ、というベンチャー企業のドラマが今放送されていますが、ここまで手厚く教育してくれる環境があったとは思わなかった…。

そして上記の点を一言でまとめると、

インターン生を新卒社員として扱ってくれる』

という事に尽きます。

僕としてはここまで期待して機会投資をしてもらったのに、会社に対して十分なバリューを出せたかと言われると、正直自信はありません。しかしインターンで学んだことや、インターン生の心構えとして得られた知見はたくさんあったので、それはまた別の記事で書こうと思います。

 

で、そんな最高の優良企業で7ヶ月間フルコミットし、今年4月いっぱいで退職してきました。

長期インターンというのは、

良くも悪くも『新卒1年目の先取り』でした

優良企業に出会えれば学生のうちにとても良い実践経験が積める一方、いずれ就職したら1年目でできる経験でもあります。

なのでインターンで得たいものが「進路選択のための経験」だとしたら半年程度で十分だと考えるようになり、退職に至りました。

勿論、バイトとして続けるという選択肢も考えたのですが、マーケティングの仕事をやればやるほど人を動かすためには数字が必要と感じ始め、データサイエンスを一刻も早く勉強したいと思うようになりました。

また、周りの優秀な文系社員の後を追うだけでは、自分の理系としての強みを活かせない。学問に挑戦できる機会は学生の今のうちだ、と強く思ったことも理由の一つです。

そんな話を中高同期のAIエンジニアの友人にしてみたら、いきなり論文のウィークリー勉強会に誘われ、ディープラーニングの勉強もするようになった、という感じです。

 

3.インターン斡旋業者は現状Goodfindが一番質が高い。

別にGoodfindの回し者ではないんですが、ここは丁寧に個別面談をしてくれて、自分にあった優良企業を紹介してくれます。P社もここの紹介でした。

複数の企業から声がかかっても代わりにお断りの連絡までしてくれるので、とてもありがたかったです。

また、長期インターン生のコミュニティもあり、月に何回か勉強会や交流会を開いてくれて至れり尽くせりでした。

「東大のはぎわらが良いと言っていた」と伝えれば良くしてくれると思います(多分)。

www.goodfind.jp

 

今後の目標

夏になったらAIエンジニア、あるいはデータサイエンティストとしてのインターンを始めたいです。

その前にまずは、今月中に自分で論文を読めるようになることが目標。

夏休みには何かしらのフレームワークを覚えてサービスを世に出したい。

 

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